早いもので11月3日の大イベント学園祭も終わり、今年の授業も後1ヶ月程になりました。
12月中旬頃から冬休みに入ります。今年の和菓子実習授業も残りわずかです。
本日授業は……
今や大人気の和菓子の一つ「苺大福」と学生に大人気の授業でもある「練切手形菓子」です。
皆さんはご存知でしょうか? もともとの大福は江戸時代中期頃考えられたお菓子です。
江戸小石川に住むお玉という人が大福餅を流行らせたそうです。
丸くてふっくらした形が鶉(うずら)に似ていることから最初は「鶉餅」と呼ばれていたそうです。
それから、大きくて腹持ちがよいことから「腹太餅(はらぶともち)」と呼ばれ、
そこから「大腹餅」になり、「大福餅」になったそうです。
いろいろお菓子のルーツを調べてみると楽しいですよ……
本日の担当教師は菅野教師です。
前では手際よく作業を進めていますが、餅生地を扱うにはかなりの熟練が必要なのです。
もたもたしていると生地が硬くなって包めなくなってしまいます。
みんな頑張れ〜〜
みんな一生懸命に餅生地で中餡を包んでいる様子です。
これが、餅生地が手にベタベタ付いて、思うようにならないのです。 難しい〜〜!
次の製品は練切手形菓子です。練切と言っても本日の練切は薯蕷練切を使います。
薯蕷練切とは、材料に山芋を使う最高級の上生菓子です。
普通の練切餡よりも粘りがあるためとても扱いづらいのです。
もちろん、山芋の風味がしてとても美味しい製品です。
※上記写真中央は韓国からの留学生朴さんです。 ファイト〜〜
本日の仕上げは
「菊花」…菊を表現した布巾の絞り仕上げです。
「熟柿」…柿を表現した、手形仕上げです。
「初霜」…きんとん植え付けで仕上げました。
本日はとても内容の濃い授業だったように思います。
和菓子、とても風情があって良いですね〜〜〜