本年度も昨年度に引き続き1学年を担当することになりました。
本年度はDクラス担当です。
私が担当するDクラスは総勢39名(留学生が6名)でお菓子屋の後継ぎが4名います。
やはり女子学生の数は多く、男子学生の約3倍が女子学生です。
まだまだ1年生は緊張の毎日だと思います。 がんばれ〜〜!
本日より、また新たに1学年Dクラスの授業風景を中心にご紹介していきたいと思います。
それでは和菓子の実習授業を覗いてみましょう。
本日の実習内容は「製餡」と「道明寺製の桜餅」です。
授業は8:50からスタート、昼まで授業を行い、
午後は1時から4時過ぎまで実習を行います。
慣れない1学年にとってはかなりハードな内容だと思います。
※お菓子屋さんは体力勝負です。 気合いだ〜〜
今日の授業は午前中に製餡作業を行いました。
☆「製餡」とは、小豆を煮て粒生餡、こし生餡を作る作業です。
※生餡とは…砂糖を加える前の餡のことです。
各テーブルに分かれて一班3人で作業します。
まだまだチームワークもおぼつかない様子です。 ファイト〜〜!
午後から桜餅の中餡を練り、生地を仕込んで仕上げていきます。
包餡作業もかなり難しい技術です。
※1学年で最初に学ぶ、和菓子の技術です。
☆「包餡」とは、中餡を生地で包む作業のことです。
均一に皮回りよく中餡を包むことはかなり難しく、練習が必要です。
包み終えた製品を塩漬けの桜の葉で巻いていきます。
この桜の葉がポイントです。桜餅はこの葉の風味が餅にうつり、独特の香りがするのです。
※葉と一緒に食べる人、葉を取り除いて食べる人、自由に食べてください。
最後に専用の袋に入れて仕上げていきます。
作業終了後は各班でお茶を飲みながら試食をします。
もちろん食べることも勉強です。
一般的に桜餅は朝生菓子に分類され、作ったその日に食べるお菓子です。
しかし、次の日、また次の日などに食べるのも勉強だと思います。
※もちろん、お餅の部分が段々硬くなっていきます。
※夏場はカビが生えるので注意!
各班で作った製品は全て持ち帰りできます。
班で仲良く分けて、箱詰めします。そして、最後に製品写真を撮り終了。
「おつかれさまでした。」