しっとり、ふわふわの「かすてら」…美味しいですね!
かすてらは和菓子に分類されるって知っていましたか?
一般的にかすてらは知ってても、作り方を知っている人はそんなにはいないはず。
今日はかすてらの実習をのぞいて、仕込みから焼き上げまでを勉強しましょう。
かすてらの生地は卵、砂糖、小麦粉にねき水を加えて作ります。
このねき水がかすてらをしっとりさせる役目をしているのです。
※ねき水は水飴と水を混ぜて、溶かして作る材料です。
ミキサーで卵と砂糖を混ぜ合わします。
程良く混ざったら、ねき水を加えさらに泡立てます。
かすてら生地はこの泡立て加減がポイントになります。
立てるに従って、生地の体積が増えてゆきます。
決められた比重になったら粉合わせです。
※比重を計っている様子です。
生地はデリケートなため、粉合わせも慎重に行います。
粉ダマを作らないように、生地を殺さないように…
生地を休ませている間に、枠を準備します。
かすてら専用の木枠を使います。
まず、生地を流し込む枠に紙を貼ります。
※今日使用する枠は4斤用の小さい枠です。
枠が準備できたら次は焼き上げです。
かすてらは焼き上がるまでに約1時間かかります。
生地を枠に流して約10分の間に「泡切り」という作業を3回行います。
※上記写真が泡切りです。
これは生地全体を混ぜることにより、かすてらを平らに浮かせるための作業です。
かすてらの表面に程良い焼き色がついたら、
別の枠と鉄板を乗せて蒸し焼きにします。
焼き初めから30分経過したら転置します。
※上記写真で焼きムラが無いように、枠を180度回転します。
最後の工程ガス抜きです。
枠を開けて冷気を入れることにより、かすてらの表面を安定させます。
1時間経過して焼き上がりました。
美味しそうな焼き色に焼き上がってますね!
最後に木枠から出す作業です。
※これがまたひと手間なのです。
枠から出して、紙をはがして出来上がりです。
きれいに出来上がると感激ものです。
完全に冷却して、カット包装します。
明日にはしっとり焼き戻りして食べ頃になります。
楽しみだな〜〜 以上です。